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2004年07月22日

●イラクから撤退

フィリピンのグロリア・マカパガル・アロヨ大統領は、武装勢力の要求を受け入れ、51人のイラク派遣部隊を19日までに全面撤退させた。そして今日人質になっていたトラック運転手が解放された。
武装勢力の要求に応じて撤退したのはフィリピンが初めてであり、米国やオーストラリアなどは強い不快感を表明していた。当然である。
一時は国内での批判をかわせるだろうが中長期的に見ると今回の判断は絶対後を引く。イラク駐留の各国軍隊はぎりぎりの状態に置かれながらも将来の民主化と自立を信じて頑張ってきたのではないか・・・。
出稼ぎの国民が多く安全を確保したいために撤退したという理由であれば、イラク国内に出稼ぎに行っている国民を即帰国させ国民を守るのが大統領の役割ではないのか。それが筋ではないか。そうでないと理屈が合わない判断だ。

フィリピン国内では過激なイスラムテロ集団を抱えている。今回のことは間違いなく彼らを勇気付けることにもつながる。多くの国家がテロに屈しないスタンスを取っているだけにフィリピンの決断はきわめて残念だ。アジアの安定にも影響を与えることになるだろう。
アジア各国のトップはアロヨ大統領に対しどんな対応を図ったのか・・・・・・。
女性大統領ならではの情に流されたその場しのぎの判断なのか。□

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