2009年02月27日

参の段 越後ごぜ唄

参の段
越後
2月20日(金)19時  21日(土)14時・18時  22日(日)14時

出演  ごぜ唄伝承者 (かやもりなおこ)  
ゲスト 月岡祐紀子(20日休演)

構成 枝 厚   舞台監督・照明 辰巳次郎
 
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今回の統一テーマは「葛の葉子別れ」。
そしての違いを感じてみようという、今までひとつのステージではできなかったことへの挑戦でした。
長岡ごぜ唄の萱森さん、高田ごぜ唄の月岡さんのそれぞれのごぜ唄を楽しもうという企画です。
それぞれのごぜ唄、どちらがいいかなんてありません。歴史と生活環境等いろいろなファクターによって異なるのです。もちろん「好み」はあるでしょう。

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門付け唄は萱森さんの「庄内節」。それも当時のごぜさんと同じように、お祝いの替え唄にしていただきました。

もちろんブローダーハウス三周年のお祝いです。
ブローダーハウスのキャッチフレーズ「あなたの好きがここにある」というフレーズを取り入れた最高のお祝いの唄でした。

そして段もの、祭文松坂「葛の葉子別れ」全段を二回に分けて萱森さんに唄っていただきました。すべての唄を通しで唄うと一時間40分くらいになる長い唄です。
その後「葛の葉子別れ」のダイジェスト版を、高田バージョンで月岡さんが披露。
展開も節回しも発声も違います。それがごぜ唄なんです。
もちろん口から口へ伝えられたものですから長岡、高田の違いだけでなく、人に寄る違いもあることでしょう。そんな比較も、いつかやってみたいと思います。

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お二人のトークも初めて一緒に立った舞台とは思えない絶妙さです。
萱森さんは50歳、月岡さんは32歳。年の離れた姉妹という感じでした。

最後のたち唄は、ご存知「佐渡おけさ」。
民謡として私たちが知っている節回しは萱森さんが唄う長岡バージョンに近く、月岡さん唄う高田バージョンはもっともっと古い時代の唄のようです。

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あっというまの一時間40分。初めての試みにお客様は喜んでくださったようです。
またお二人の舞台を創ってみたいとブローダーハウス代表の荒木とともに決意を新たにしました。

次回は番外段をアップしましょう。しばしお待ちを。お楽しみに。

2009年02月25日

弐の段 葛の葉子別れ

弐の段   葛の葉子別れ
2月13日(金)19時  14日(土)14時・18時  15日(日)14時 

出演 側見民雄  松谷有梨  かわせみ座
脚本 枝厚    脚色・演出・照明 辰巳次郎    音響 高橋清志
墨筆協力 横田岳史 (航書会)

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村上天皇の時代、河内国の豪族の石川悪右衛門は妻の病気をなおすため、兄の蘆屋道満の占いによって、和泉国和泉郡の信太の森(現在の大阪府和泉市)に行き、メス野狐の生き肝を得ようとする。
摂津国東生郡の安倍野(現在の大阪府大阪市阿倍野区)に住んでいた安倍郡司・保名が信太の森を訪れた際、悪右衛門の家来の狩人に追われていたメス白狐を助けてやるが、その際、保名は大怪我を負わされる。

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そこに葛の葉という女性が現れ保名を介抱して自宅に連れて行き介抱する。
保名は、そのまま、信太の森の葛の葉の家に住み着き、武士を捨て百姓となり、いつしか二人の間に童子丸という子供をもうける。
童子丸が5歳のとき、葛の葉の正体が保名に助けられたメス白狐であることが知れてしまい、次の一首を残して、葛の葉は狐に戻ってひとり森に去っていく。

恋しくば たつ禰ねて(訪ねて)来て見よ
   和泉なる 信太の森のうらみ 葛乃葉

この童子丸が、陰陽師として知られるのちの安倍晴明である。
数年後、童子丸は当時の天皇の病気が天皇の寝所の床下に生息している蛇と蛙のにらみ合いによる、邪気のせいである事を知り、蛇と蛙を退治して、天皇の病を治し、陰陽頭に任ぜられる。
しかし、前職の蘆屋道満に讒奏され、占いの力くらべをすることになり、結局これを負かして、晴明は天文博士となった。

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朗読だけでなく、かわせみ座さんの人形が加わり立体的な空間が深まった舞台でした。
さすがにベテランのお二人、ぐぐっと迫る迫力の朗読でした。
松谷有梨さんは演劇集団「ファンタスティック・デリバー」を主宰、4月に朗読、11月にお芝居が計画されています。
側見民雄さんはPACの講師も勤めながら朗読やお芝居で活躍されています。またご一緒したい方々です。

2009年02月24日

壱の段 出湯の四季

壱の段     出湯の四季 ~最後の瞽女 小林ハル~
2月6日(金)19時   7日(土)14時・18時   8日(日)14時

出演 辰巳次郎 小野広子 小池清美 近江春香
原案 枝厚    脚色・音響・演出・舞台監督 高橋清志    
照明 加藤一郎(SLS)
音響操作 西洋祐   方言指導 四戸安子  
墨筆協力 山下竹泉 (航書会)

瞽女(ごぜ)である小林ハルは、養女タミエを連れて新潟出湯温泉に住み着いた。
温泉旅館のご主人佐藤の支援によって、出湯でごぜ唄を聞かせたりあんまをしたりして幸せな日々が続いた。
60歳を過ぎて初めてハルに訪れたのが、実りの秋のような幸せであった。

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しかし、タミエが婿をとり、子どもが三人生まれたころから、タミエは次第にハルに冷たく当たるようになり、民生委員の奨めもあってハルは養老院へ行くことを決意し、瞽女を廃業することにした。
最後のごぜ唄「葛の葉子別れ」を出湯華報寺に奉納し、三味線を置いた。
日本最後の瞽女がなくなった日である。

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小林ハルは平成15年、105歳で天寿を全うした。

そしてごぜ唄を伝承する萱森直子が、今は亡きハルの住処を訪れる。
ハルの思い出を語りながら、伝承の決意を新たにする。

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パワーの結集ですばらしい芝居ができたと自画自賛しています。
どこかの地で再び多くの方にみていただける日を夢見ています。
脚本・演出を担当してくださった高橋氏のブログ小屋主の荒木氏のブログもあわせてご覧いただければ嬉しいです。
ご来場のお客様、協力いただいた出湯温泉の皆様他たくさんの方々に深謝いたします。
ありがとうございました。

2009年02月23日

Makingごぜ唄が聞こえる2009(7)

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22日に楽日を迎えました。600名のお客様にご来場いただきました。

お越しいただいた皆様、喜んでいただけましたでしょうか?

終わってから出演者、スタッフで打ち上げです。
皆さん本当に素敵な顔です。
また来年の二月、再会することを約束してすばらしいプロジェクトは一旦解散です。
ご来場くださった皆様、本当にありがとうございました。

2009年02月16日

Makingごぜ唄が聞こえる2009(6)

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壱の段に続き、例年にない暖かさの二月中旬弐の段が終わりました。(写真:壱の段弐の段
いよいよ最終週の参の段「越後ごぜ唄」が20-22日に開催となります。
弐の段が終わりすぐに参の段の舞台づくり。
コンセプトは「ごぜ宿」。ごぜさんたちが村々を回り宿泊場所になったり唄を披露する場所を舞台で再現しようと思います。
またちょうど梅の季節、梅の花もきっと舞台を飾ってくれると思います。

各回とも満席近くになっています。
予約なしのご来場は難しいと思われますので、あらかじめ予約をお願いします

2009年02月10日

Makingごぜ唄が聞こえる2009(5)

BH_keiko0902.jpg壱の段ではたくさんの方にお芝居「出湯の四季」をご覧いただきました。
実際のごぜ唄を聴きたいので参の段の予約をくださった方、奥深い芝居をもう一度楽しみたいと翌日も来ていただいた方、お帰りの時に「良かったですよ」とか「瞽女文化を知り嬉しかった」とおっしゃっていただき、好評のなかで終演を迎えました。
舞台は既に弐の段へ切り替えられ、照明や音合わせを行う最終稽古となりました。
一時間と短い舞台ですが濃く楽しんでいただける朗読劇です。
本番は縁起が悪そうな「13日の金曜日」19時です。(笑)
14日14時が満席ですがそのほかの公演はまだ空席がございます。

2009年02月07日

幕開き

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三週にわたる「ごぜ唄が聞こえる」が6日、幕開きとなりました。
まだ空席もございます。
どうぞ瞽女文化に触れていただければ嬉しいです。
予約状況はこちらをご参照ください